松井(稼)がエラーが多いのは何故か?

昨日の八王子熊さんの質問への回答です。

  1. <推測その1>天然芝に不慣れ。(パリーグは神戸のみ)

人工芝はイレギュラーがなく、球速も落ちません。だから打球の方向を見極めれば、待っていてもアウトに出来ます。
一方天然芝はイレギュラーがある上に球速が落ちてしまい前に出て取りに行かなければ間に合わないので、この辺が
影響している?。
 また、天然芝も癖があって、アトランタコロラドは速いけどシカゴやニューヨークは遅いそうです。



2<推測その2>ポジショニングが取れてない。
内野手の場合、打球を予測するポジショニングが非常に重要です。基本的な守備位置*1 はベンチから指示され
ますが、1球毎のポジショニングは各野手の問題。次の球種*2,カウント、戦況、相手打者の特徴などで総合的に
判断するようです。これが出来ていないと思わぬ打球が飛んできてエラーを誘発するようです。1年目なので相手の
打者も分からないでしょうし、サインも(見えてないかは別として)理解できてないかあるいは少なくとも捕手の
癖やリズムはつかんでいないのでしょう。


TV観戦だと分かりにくいかもしれませんが、野手はこまめにポジションを変えてます。これに気をつけてると
面白いですよ。 


<おまけ>ゴールドグラブ賞について
んー、これってあんまり信用できない賞なんですよ。記者投票だし。
打撃成績やチーム成績(=優勝)にかなり左右されてると思います。例えば去年、おととしともに守備率だけで言えば
小坂の方が上なのに松井が賞とってます。
特に昨年が顕著。
松井:137試合 691守備機会 17失策 守備率.975
小坂:134試合 717守備機会  8失策 守備率.989
ね? ひどいでしょ。


セリーグも97、99−03を宮本がとってますが抜けてる98年は優勝した横浜の石井が取ってます。

石井:135試合 644守備機会 17失策 守備率.974
宮本:114試合 560守備機会  6失策 守備率.989

だからあんまり信用してないです。

*1:バックホームの状況で前進守備とかゲッツー体制で後ろに守るとか

*2:そういえばサインが見えてないからエラーが多く、メガネをかけろなんて報道もありました